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サーフィンのテイクオフのコツ|できない原因・タイミング・練習方法を解説

サーフィンのテイクオフのコツとタイミングを解説するアイキャッチ

どうも、ひろくま(@hirokuma2022)です。

「一生懸命パドルしているのに、波に置いていかれる……」

「やっと波に押されたと思ったら、今度は立つタイミングが合わない……」

僕自身、テイクオフではかなり苦戦してきました。

20代の頃にサーフィンをしていたとはいえ、長いブランクを経て40代で再開すると、昔のようには身体が動きません。

パドルしても波に置いていかれたり、波に押される感覚まではあっても立ち損ねたり。「もっと強くパドルすればいいのかな?」「もっと早く立たないとダメなのかな?」と、いろいろ試してきました。

でも、テイクオフで悩んでいるときほど、「立つ動作」だけを直そうとしない方がいいと僕は感じています。

波を選ぶ。

ポジションを合わせる。

パドルする。

波に押される。

ボードが滑り出す。

そして立つ。

テイクオフは、この一連の流れで考えた方が「自分はどこで失敗しているのか」が見つけやすくなります。

この記事では、僕自身がテイクオフで悩んできた経験も交えながら、テイクオフのコツ、できない原因、立つタイミング、自宅でできる練習方法を順番に整理していきます。

「次の週末こそ、もう1本乗りたい」

そんな方は、自分がどこで止まっているのか、一緒に確認していきましょう。

この記事で分かること
  • サーフィンのテイクオフの基本的な流れ
  • テイクオフができないときに確認したい原因
  • 波に押されてから立ち上がるタイミングの考え方
  • テイクオフを安定させるために意識したいコツ
  • 自宅でできるテイクオフの練習方法
  • 40〜50代の再開組が見直したいポイント

僕自身もテイクオフにはずっと苦戦してきました。うまくいかない原因を一つずつ整理しながら、次に海へ入ったときに何を意識すればいいのか、一緒に確認していきましょう。

この記事を書いた人
ひろくま(吹き出し)
ひろくま

【プロフィール】

40代から、
もう一度、海へ。

千葉・一宮を拠点に、週末のサーフィンを楽しみながら、ハイエースでの車中泊やキャンプなど「海のある暮らし」を発信しています。

サーフボード・サーフギア、ハイエースのDIY・車中泊用品、ポータブル電源など、自分で使って納得したものを実体験をもとに紹介しています。

防災士。 BLUETTI EB70Sを2年以上使用し、車中泊・キャンプだけでなく、停電への備えやCPAPの一晩使用なども実際に検証しています。

40〜50代からでも、サーフィンや車中泊、アウトドアを無理なく楽しめる「海のある暮らし」をお届けします。

目次

サーフィンのテイクオフとは?

サーフィンのテイクオフというと、「パドリングから素早く立ち上がる動作」をイメージする方も多いと思います。

僕も以前は、テイクオフがうまくいかない=立つ動作が遅いと思っていました。

だから、

「もっと素早く立たないと」

「足をもっと早く前に出さないと」

と、立ち上がる動作ばかり気にしていたんですよね。

でも、自分自身がテイクオフで何度も苦戦してきて感じるのは、立ち上がるところだけを直そうとしても、なかなかうまくいかないということです。

テイクオフは、大きく分けると次のような流れになります。

  1. 乗る波を選ぶ
  2. 波に合わせてポジションを取る
  3. パドリングを始める
  4. 波の力を受けてボードが滑り出す
  5. 上体を起こして足を運ぶ
  6. 進行方向を見ながら基本姿勢に入る

僕の場合も、うまくいかなかった原因が「立ち上がる動作」だけにあったわけではありませんでした。

フォームを見てもらったときには、パドリング中に足が開いていると指摘されたこともあります。

それまでは腕の漕ぎ方ばかり意識していたので、

「立つ前の段階にも見直すところがあるんだな」

と気づくきっかけになりました。

また、海では一生懸命パドルしているのに波に置いていかれる日もあれば、波に押される感覚まではあるのに、そこから立ち損ねることもあります。

同じ「テイクオフできなかった」でも、原因は同じとは限らないんですよね。

だから僕は、テイクオフで悩んでいるときほど、

「もっと早く立とう」と考える前に、自分がどの段階でうまくいっていないのかを確認することが大切

だと考えています。

ここからは、テイクオフの流れを一つずつ見ていきましょう。

サーフィンのテイクオフの基本的な流れ

テイクオフを一つの動作として考えると、「結局、何を直せばいいんだろう?」と分からなくなりがちです。

僕自身もそうでした。

そこで、まずは波を見つけてから立ち上がるまでを順番に分けてみます。

サーフィンのテイクオフを波選びから基本姿勢まで6段階で示した図

①乗る波を選ぶ

テイクオフは、立ち上がる前の波選びから始まっています。

沖から来る波を見ながら、

「どこから崩れそうなのか」

「自分のいる場所まで波が届きそうなのか」

「自分が乗れそうな波なのか」

を確認します。

僕も「とにかく来た波に乗ろう」としていたときは、パドルしても全然押してもらえないことがありました。

一生懸命パドルすることも必要ですが、そもそも波の力を受けにくい場所にいたら、それだけで難しくなります。

ただし、波のピークに行けばいいという単純な話でもありません。

混雑していれば周囲のサーファーとの位置関係もありますし、自分のレベルでは難しい波もあります。

まずは周囲の安全を確認しながら、波がどこで崩れているのかを見ることから始めてみてください。

②波に合わせてポジションを取る

乗りたい波が来たら、その波に合わせて自分の位置を調整します。

ここで僕が意識したいと思っているのが、「来た波をその場で待つだけにしない」ことです。

波は毎回まったく同じ場所で崩れるわけではありません。

少し沖だったり、少し岸側だったり、そのときによって変わります。

そのため、

「さっきここから乗れたから、次もここで待っていれば大丈夫」

とは限りません。

波を見ながら、自分の位置も少しずつ合わせていきます。

テイクオフで何本も続けて置いていかれるときは、パドルの力だけではなく、自分が波に対してどこにいるのかも一度確認してみるといいと思います。

③パドリングを始める

ポジションを合わせたら、波に合わせてパドリングを始めます。

ここで大切なのは、ただ腕を速く回すことだけではありません。

僕自身、以前は「もっと強く漕がないと波に追いつけない」と考えて、腕の動きばかり気にしていました。

ところが、フォームを見てもらったときに指摘されたのは、パドリング中に足が開いていることでした。

自分ではまったく気づいていませんでした。

それをきっかけに、腕の漕ぎ方だけではなく、ボードの上で身体を安定させることも意識するようになりました。

パドリングについては、別の記事でフォームや「進まない」「疲れる」ときに確認したいポイントを詳しくまとめています。

▶ サーフィンのパドリングのコツ|進まない・疲れる原因とフォームを解説

④波の力を受けてボードが滑り出す

僕がテイクオフで特に大事だと感じているのが、この段階です。

パドルしたら、すぐに立てばいいわけではありません。

まずは、波の力を受けてボードが滑り出すところまでつなげることを意識します。

僕自身、海に入っていると、

「今、押された!」

と感じる瞬間があります。

逆に、一生懸命パドルしているのに何も起こらず、そのまま波だけが先へ行ってしまうこともあります。

この違いを無視して「立つ動作」だけ練習しても、なかなかテイクオフにはつながりません。

パドル開始のタイミングやポジションも含めて、波に押されてボードが滑り始めるところまでがテイクオフの一部だと考えてみてください。

「パドルしているのに、いつも波に置いていかれる」という方は、こちらの記事で僕自身の経験も含めて詳しくまとめています。

▶ 40〜50代サーファーがテイクオフで波に置いていかれる原因

⑤上体を起こして足を運ぶ

ボードが滑り出したら、いよいよ立ち上がる動作です。

ここで僕が意識したいのは、焦って立つことよりも、足を安定する位置へ運ぶことです。

「早く立たなきゃ」と思うほど、動作が雑になったり、足が思った位置に入らなかったりすることがあります。

僕も波に押されるところまではいったのに、その後の動作が合わず立ち損ねたことがあります。

だから、

波に押される前から立とうとする

のではなく、

波の力を受けてボードが滑り出す → 立ち上がる動作へ移る

という流れで考えています。

具体的なタイミングについては、このあと詳しく説明します。

⑥進行方向を見ながら基本姿勢に入る

立ち上がれたら、それでテイクオフ終了ではありません。

足元ばかり見てしまうと、その後のライディングへつなげにくくなります。

進みたい方向を見ながら、ボードの上で身体を動かせる姿勢に入っていきます。

▶ サーフィンの基本姿勢|スタンス幅・足の位置・重心をわかりやすく解説

サーフィンのテイクオフができない主な原因

「テイクオフができない」といっても、原因は一つではありません。

僕自身も、以前はテイクオフに失敗すると、

「パドルが弱かったのかな?」

「立つのが遅かったのかな?」

と、そのときの感覚だけで原因を考えていました。

でも実際には、波を選ぶところから立ち上がるまでの、どこか一つがうまくつながっていないこともあります。

何本も続けてテイクオフできないときは、やみくもに頑張るよりも、

「自分はどの段階で止まっているんだろう?」

と、一つずつ確認してみると原因を整理しやすくなります。

僕自身の経験も含めて、まず確認したいポイントを紹介します。

波の力を受けやすい位置にいない

まず確認したいのが、波に対する自分のポジションです。

一生懸命パドルしているのに波に置いていかれると、

「もっと強く漕がないと!」

と思ってしまいますよね。

僕もそうでした。

でも、そもそも波の力を受けにくい位置にいたら、腕だけ頑張ってもなかなか乗れません。

海に入ったら、自分のパドルだけではなく、

  • どのあたりから波が崩れているか
  • 周りのサーファーはどこから乗っているか
  • 自分のいる場所まで波がどう変化しているか

も見るようにしています。

ただ、ここで注意したいのが、「とにかくピークへ行けばいい」ということではない点です。

混雑している場所へ無理に入る必要はありませんし、自分のレベルでは難しい波もあります。

周囲を確認しながら、自分が乗れる波の中でポジションを合わせていくことが大切だと思います。

パドリングを始めるタイミングが合っていない

次に確認したいのが、パドルを始めるタイミングです。

波がまだ遠いうちから全力でパドルして、肝心なところで疲れてしまったこと。

逆に、

「まだ大丈夫かな」

と思っていたら波がすぐ後ろまで来ていて、慌てて漕ぎ始めたこと。

僕もどちらもあります。

波の大きさや速さ、自分がいる位置によっても変わるので、

「○回パドルすれば乗れる」

と固定して考えるのは難しいところです。

だから僕は、回数を決めるよりも、後ろから来る波と自分との距離を見ながら、タイミングを合わせていく方が大事だと考えています。

何本か乗れなかったときは、パドルの強さだけではなく、「漕ぎ始めるのが早すぎなかったか、遅すぎなかったか」も振り返ってみてください。

パドリング中にボードが安定していない

これは僕自身が実際に指摘されたことです。

フォームを見てもらったとき、

「パドリング中に足が開いている」

と言われました。

自分ではまったく気づいていませんでした。

それまでは、

「腕をもっと伸ばした方がいいのかな?」

「もっと強く水をかいた方がいいのかな?」

と、腕の動きばかり気にしていたんですよね。

でも、その指摘を受けてから、パドリングは腕だけではなく、ボードの上で身体を安定させることも確認する必要があると考えるようになりました。

もちろん、「足を閉じればテイクオフできる」という単純な話ではありません。

ただ、自分では腕に原因があると思っていても、別のところに見直すポイントがあることもあります。

パドルしてもなかなか前へ進まない、すぐ疲れてしまうという方は、パドリングの記事も参考にしてみてください。

▶ サーフィンのパドリングのコツ|進まない・疲れる原因とフォームを解説

波に押される前に立とうとしている

僕自身がテイクオフで意識しているのが、**「いつ立つのか」**です。

波が来ると、

「乗らなきゃ!」

と思って、どうしても焦ります。

その結果、まだ十分にボードが滑り出していないのに、立ち上がる動作へ入ってしまうことがあります。

反対に、波に押されてボードが滑り始めているのに、立つ動作へ移れず、そのままチャンスを逃すこともあります。

僕も実際に、波に押される感覚まではあったのに、そこから立ち損ねたことがあります。

だから、単純に、

「とにかく早く立つ」

ではなく、

パドルする
↓
波の力を受ける
↓
ボードが滑り出す
↓
立ち上がる

という流れで考えるようにしています。

この「波に押される感覚」と「立ち上がる動作」のつながりについては、後ほど「テイクオフのタイミング」で詳しく説明します。

立ち上がるときに足の位置が安定しない

波に押されるところまではいっている。

ボードも滑り出している。

それなのに立てない。

そんな場合は、立ち上がる動作も確認してみます。

僕も、波に押されたあとに立ち損ねることがあります。

焦って身体を起こそうとすると、足が思った位置に入らなかったり、立った直後にバランスを崩したりします。

ここで大切なのは、ただ「速く立つ」ことだけではなく、立ったあとに動ける位置へ足を運ぶことです。

また、足元ばかり気にして下を向いてしまうと、進行方向も見づらくなります。

スタンス幅や前後の足の位置、立った後の重心については別の記事で詳しくまとめています。

▶ サーフィンの基本姿勢|スタンス幅・足の位置・重心をわかりやすく解説

サーフボードが今の自分に合っていない

そして、もう一つ確認しておきたいのがサーフボードです。

テイクオフができないと、

「自分の技術が足りないからだ」

と考えてしまいがちですが、使っているボードによっても感覚は変わります。

僕自身、5’11のフィッシュから6ft台、7’4のミッドレングス、8’0のソフトボードまで、長さもボリュームも違うボードに乗っています。

実際に乗り比べてみると、同じ自分が乗っても、パドルしているときの感覚やボードの安定感、動かしやすさは同じではありません。

だからといって、

「テイクオフできないなら、とにかく長くて浮力のあるボードにすればいい」

とも考えていません。

サーフボードは、長さやリッター数だけではなく、幅・厚み・アウトラインなども違います。

さらに、自分の体重、経験、ブランク、普段入る波、どんなサーフィンをしたいのかによっても考え方が変わります。

ボード選びそのものについては、こちらの記事で詳しく整理しています。

▶ サーフボードの選び方|初心者・40〜50代再開組が長さと浮力で失敗しない基準

リッター数について確認したい方はこちらです。

▶ サーフボードのリッター計算|サイズから浮力の目安を求める方法

サーフィンのテイクオフのコツ

ここまで原因を見てきましたが、僕が一番伝えたいのは、

テイクオフがうまくいかないからといって、全部を一度に直そうとしなくてもいい

ということです。

僕も海に入ると、

「足を閉じて……」

「波を見て……」

「パドルして……」

「押されたら立って……」

と、いろいろ考えてしまいます。

でも、全部を同時に意識しようとすると、逆に頭の中が忙しくなってしまうんですよね。

次に海へ入るときは、まず一つだけでもいいと思います。

立つことだけを意識しすぎない

テイクオフというと、どうしても「立つ動作」に目が行きます。

でも、この記事でここまで見てきたように、その前には、

波選び → ポジション → パドリング → 波に押される

という流れがあります。

僕もテイクオフに失敗すると、「立つのが遅かった」と考えてしまうことがありました。

でも、そもそも十分に波の力を受けられていなければ、その後の立ち上がりだけを直しても解決しません。

何本か続けて失敗したときは、

「立てなかった」ではなく、「どこまではできていた?」

と考えてみると、原因を絞り込みやすくなります。

波を見る時間を増やす

僕自身、波が来ると「乗らなきゃ」という気持ちが先に出てしまうことがあります。

でも、波を見ることもテイクオフの一部です。

海に入ったら自分が乗る波だけではなく、周りのサーファーが、

どこで波を待って、どのあたりからパドルを始め、どこから乗っているのか

を見るのも参考になります。

もちろん、その人と自分ではボードも経験も違います。

そのまま真似するのではなく、その日の波がどこで崩れているのかを見る材料の一つとして観察します。

パドリング中の身体を安定させる

僕の場合は「足が開いている」という指摘が、自分のパドリングを見直すきっかけになりました。

腕をどう動かすかだけではなく、ボードの上で身体がどうなっているかも確認します。

自分では分かりにくい部分なので、可能であれば海で撮ってもらった動画を見るのも一つの方法です。

感覚ではできているつもりでも、映像を見ると、

「こんな姿勢だったの?」

と気づくことがあります。

ボードが滑り出す感覚を意識する

これは僕自身、今も大事にしたいと思っているポイントです。

ただパドルして、急いで立つのではなく、

「今、波に押されている」

「ボードが走り始めた」

という感覚にも意識を向けます。

もちろん、海では毎回まったく同じ感覚になるわけではありません。

それでも「何回パドルしたか」だけを見るより、波とボードがどう動いているかを感じることもテイクオフを振り返る材料になります。

立った後は進行方向を見る

せっかく立てても、足元ばかり見ていたら、その後のライディングへつなげにくくなります。

僕もテイクオフに必死になるほど、立つところがゴールになりがちです。

でも本来は、そこから波に乗っていくんですよね。

立ち上がるときから少しずつ進行方向へ目線を向けて、立った後はボードの上で前後に身体を動かせる姿勢へつなげていきます。

次のサーフィンでは、一つだけ確認してみる

テイクオフで何本か失敗しても、全部を一度に直そうとせず、

「今日は波との位置を見てみよう」
「今日はパドリング中の身体を意識しよう」
「今日は波に押される感覚を確認しよう」

というように、一つずつ確認してみてください。

僕自身も、まだテイクオフで試行錯誤しています。だからこそ、失敗した1本も「何がうまくいかなかったのか」を考える材料にしていきたいと思っています。

サーフィンのテイクオフのタイミングはいつ?

テイクオフで僕自身も難しいと感じるのが、

「いつ立てばいいの?」

というタイミングです。

波が近づいてくると、

「そろそろ立つ?」

「まだパドルする?」

と迷うことがあります。

僕も以前は、テイクオフが遅れるくらいならできるだけ早く立った方がいいと思っていました。

でも、まだ波の力を十分に受けていない状態で立とうとしても、ボードが走らず、そのまま波に置いていかれることがあります。

逆に、波に押されてボードが滑り始めているのに、いつまでもパドルを続けていれば、立ち上がるタイミングを逃してしまうこともあります。

だから僕は、

「何回パドルしたら立つか」ではなく、「ボードがどう動いているか」を感じること

を意識したいと思っています。

パドルを始めるタイミングと立つタイミングは別

ここは僕自身も整理しておきたいところです。

テイクオフには、大きく分けて2つのタイミングがあります。

① パドリングを始めるタイミング
② パドリングから立ち上がる動作へ移るタイミング

この2つは同じではありません。

まずは波との距離を見ながらパドリングを始め、波の力を受けられる状態へ持っていきます。

そして、

パドリング
↓
波が近づく
↓
波の力を受ける
↓
ボードが滑り出す
↓
立ち上がる

という流れにつなげます。

僕の場合、「テイクオフのタイミングが合わない」と感じるときでも、実は立つ瞬間だけではなく、その前のパドル開始やポジションからズレていたということも考えられます。

だから「立つのが遅かった」と最後の動作だけを見るのではなく、その前から振り返るようにしています。

「波に押された感覚」は一つの目安

僕が海に入っていて分かりやすいのが、

「今、波に押された」

と感じる瞬間です。

一生懸命パドルしているのに、波だけが先へ行ってしまうときとは明らかに感覚が違います。

後ろから波の力を受けて、ボードがスーッと前へ進み始める。

僕はこの感覚を、立ち上がる動作へ移る一つの目安として考えています。

実際、テイクオフの解説でも、波に押されてボードが滑り出した状態を立ち上がりへ移る目安として説明されています。

ただし、毎回まったく同じタイミングになるわけではありません。

波の形や速さ、使っているサーフボードなどによっても感覚は変わります。

だから、

「3回パドルしたら立つ」

「波がここまで来たら必ず立つ」

と固定するのではなく、波とボードの動きを感じながら合わせていくことが大切だと思っています。

僕も「押されたのに立てない」ことがある

ここは僕自身、まだ課題にしているところです。

海に入っていると、

波に押される感覚まではあった。

でも、

そこから立ち上がれなかった。

ということがあります。

これって、波に置いていかれたときとは少し違うんですよね。

波に置いていかれたのであれば、

  • 波とのポジション
  • パドル開始のタイミング
  • パドリング
  • ボード上での身体の安定

など、立つ前の段階を確認します。

一方、波に押されてボードが滑り出しているのに立てなかったのであれば、今度は、

  • 立ち上がる動作へ移るタイミング
  • 手をついてから足を運ぶ動作
  • 足を置く位置
  • 目線

などを確認していきます。

僕も以前は全部まとめて、

「今日もテイクオフできなかった……」

で終わっていました。

でも、

今日は波に押されるところまではできた

と分けて考えると、次に何を練習すればいいのかが少し見えやすくなります。

テイクオフできなかった場所を確認してみる

波に置いていかれた
→ 波選び・ポジション・パドリングを確認

波に押されたけれど立てなかった
→ 立つタイミング・足の運び・目線を確認

立てたけれどすぐバランスを崩した
→ スタンス・足の位置・基本姿勢を確認

「テイクオフできなかった」で終わらせず、どこまではできていたのかを振り返ると、次に意識するポイントを絞りやすくなります。

サーフィンのテイクオフ失敗を波に置いていかれる・立てない・バランスを崩すの3段階で整理した図

自宅でできるサーフィンのテイクオフ練習

海で波に合わせる感覚は、当然ですが自宅では練習できません。

それでも、立ち上がる動作や足を置く位置を確認することはできます。

僕のような40〜50代の再開組の場合、頭では昔の動きを覚えていても、身体が同じように動いてくれるとは限りません。

僕自身も長いブランクを経てサーフィンを再開しているので、

「昔やっていたから大丈夫」

ではなく、身体の動きを一つずつ確認していくことが大切だと感じています。

床で立ち上がる動作を確認する

まずは、床にうつ伏せになってテイクオフの動作を確認します。

ここで僕が意識したいのは、とにかく速く立つことではありません。

最初はゆっくりでもいいので、

うつ伏せ
↓
手をつく
↓
上体を起こす
↓
足を運ぶ
↓
立った姿勢になる

という動作を確認します。

いきなり回数を増やすより、

「足はどこに入っている?」

「立ったときに身体が固まっていない?」

と、自分の動きを確認する時間にします。

自宅で行うサーフィンのテイクオフ練習の動作を5段階で示した図

足を置く位置を確認する

僕自身、海では「立つこと」に必死になるほど、足をどこへ置くかまで考える余裕がなくなります。

だからこそ陸上では、前足と後ろ足がどのあたりに入っているのかを確認できます。

可能なら、自分のサーフボードと同じくらいの幅をイメージできる目印を床に作って練習するのも分かりやすいと思います。

ただし、ボードによって適したスタンスは変わるので、

「前足は必ずここ」「後ろ足は必ずここ」

とセンチ単位で固定する必要はありません。

立った後のスタンスについては、基本姿勢の記事で詳しくまとめています。

▶ サーフィンの基本姿勢|スタンス幅・足の位置・重心をわかりやすく解説

目線も一緒に確認する

陸上練習で僕が気をつけたいのが、足元ばかり見ないことです。

足の位置を確認しようとすると、どうしても下を見たくなります。

でも、海では立った後に波の上を進んでいきます。

そのため、動作に慣れてきたら、

手元を見る → 足元を見る → 立ってから前を見る

ではなく、なるべく早い段階から顔を上げて、進む方向へ目線を向けることも意識します。

テイクオフ時に進行方向へ視線を向けることは、複数のサーフィン技術解説でも基本ポイントとして扱われています。

回数よりも動きを確認する

僕は、

「1日○回やればテイクオフできる」

とは考えていません。

自宅でいくら立ち上がる練習をしても、実際の海では波を選び、ポジションを合わせ、パドルして、波の力を受ける必要があるからです。

だから自宅練習は、海でのテイクオフそのものを再現するものではなく、立ち上がる動作を確認する時間として考えます。

無理に回数を増やすより、自分の動きを確認しながら続ける方が僕には合っています。

身体づくりも別に考える

テイクオフで身体が思うように動かないと、

「テイクオフ練習をもっとやらなきゃ」

と思ってしまいます。

でも、僕ら40〜50代の再開組の場合は、テイクオフの動作だけではなく、普段の体力や身体の動かしやすさも無視できません。

そこで、筋力や体力づくりについてはテイクオフ記事へ詰め込まず、別の記事にまとめています。

▶ サーフィンの筋トレ・トレーニング方法|自宅でできる体幹・体力作りを解説

身体を動かす前後のストレッチはこちらです。

▶ サーフィンのストレッチ方法|海に入る前後の肩・股関節メニュー

自宅練習と海での練習は分けて考える

自宅では、立ち上がる動作・足の位置・目線などを確認できます。

一方、波選び・ポジション・パドル開始のタイミング・波に押される感覚は、実際の海で経験していく部分です。

僕も「陸で立てる=海でもテイクオフできる」とは考えず、それぞれ分けて取り組むようにしています。

40〜50代の再開組がテイクオフで意識したいこと

僕は20代の頃にサーフィンをしていましたが、その後に長いブランクがあり、40代になってから再開しました。

再開したばかりの頃は、

「昔やっていたんだから、そのうち感覚も戻るだろう」

くらいに考えていた部分もあります。

でも、実際に海へ入ってみると、そう簡単ではありませんでした。

頭の中では動き方を覚えていても、身体が思ったようについてこない。

一生懸命パドルしているのに波に置いていかれる。

波に押されたと思っても、立ち上がるところで失敗する。

僕自身、今でもテイクオフは大きな課題の一つです。

だからこそ、40〜50代でサーフィンを再開した方には、昔の感覚だけに頼るのではなく、今の自分がどこでつまずいているのかを確認してみてほしいと思っています。

「昔はできた」をいったん横に置いてみる

再開組の場合、まったくの初心者とは少し違います。

パドリングもテイクオフも経験したことがあるし、波に乗った感覚も覚えています。

これが良い部分でもある一方で、

「昔はもっと普通に乗れていたんだけどな……」

と思ってしまうこともあります。

僕もそうです。

でも、昔の自分と今の自分を比べ続けても、目の前の1本には乗れません。

だったら、

「今の自分はどこまでできているのか?」

を見た方がいい。

僕はそう考えるようになりました。

たとえば、

波に置いていかれるのであれば、立つ速さより前の段階を確認する。

波に押されるところまではいけるのであれば、その次の立ち上がる動作を確認する。

立てるけれどすぐバランスを崩すのであれば、足の位置や基本姿勢を確認する。

昔の自分を基準にするのではなく、今の自分が止まっている場所から一つずつ見直すということです。

腕力だけで何とかしようとしない

波に置いていかれると、

「パドルが弱いんだ」

と思いますよね。

僕も最初はそう考えていました。

もっと強く漕ぐ。

もっと速く腕を回す。

そうすれば乗れると思っていたんです。

ところが、実際にフォームを見てもらったときに指摘されたのは、パドリング中に足が開いていることでした。

腕ばかり気にしていた僕にとって、これは大きな気づきでした。

もちろん、パドリングには体力も必要です。

でも、

テイクオフできない=腕力が足りない

と決めつけると、それ以外の原因を見落としてしまいます。

波との位置なのか。

パドルを始めるタイミングなのか。

ボード上で身体が安定しているのか。

波に押されてから立つまでなのか。

一つずつ分けて見ていくと、「もっと力をつけなきゃ」以外にも見直せるところが見えてきます。

1本の失敗を全部「テイクオフ失敗」にしない

これは僕自身、特に意識したいと思っていることです。

波に乗れなかったとき、

「またテイクオフ失敗した……」

で終わらせてしまうと、毎回同じ失敗に見えてしまいます。

でも、よく考えてみると内容は違います。

今日は波に置いていかれた。

別の波では押されるところまでいけた。

次は立ち上がったけれどバランスを崩した。

これを全部同じ「失敗」にしてしまうのは、もったいないと思うんです。

僕もまだ試行錯誤している途中ですが、

「今の1本は、どこまではできた?」

と考えるようにしています。

波に押されるところまでいけたなら、少なくともその前の段階はつながっています。

次はその先を確認する。

そんなふうに、1本ずつ整理していけばいいと思っています。

40〜50代の再開組こそ「どこまでできたか」を見る

「昔はできたのに」と比べるのではなく、今の自分が、

波を選べた → ポジションを合わせられた → パドルできた → 波に押された → 立てた

この流れのどこまでできているのかを確認してみてください。

僕自身もまだテイクオフに取り組んでいる途中です。だからこそ、「できた・できなかった」の2つだけではなく、途中の変化も大切にしたいと思っています。

波に置いていかれる悩みは別の記事で詳しくまとめています

特に僕自身が悩んできたのが、一生懸命パドルしているのに波に置いていかれることです。

これは今回の記事にも関係しますが、話し始めると長くなるので、僕自身の経験を含めて別の記事にまとめています。

「パドルしているのに波が自分だけ置いていく……」

という方は、こちらも読んでみてください。

▶ 40〜50代サーファーがテイクオフで波に置いていかれる原因

テイクオフしやすさはサーフボードでも変わる

テイクオフがうまくいかない日が続くと、

「もっと浮力のあるサーフボードなら乗れるんじゃないか?」

と考えたくなることがあります。

僕もいろいろな長さのボードに乗っているので、その気持ちはよく分かります。

現在は5’11のフィッシュから6ft台、7’4のミッドレングス、8’0のソフトボードまで乗っています。

実際に乗り比べてみても、それぞれ感覚は違います。

だから、テイクオフについて考えるときに、自分が使っているサーフボードを一度見直してみることも必要だと思っています。

「浮力が多ければいい」だけでは決められない

サーフボードを見直すときに、分かりやすい数字がリッター数です。

僕もボードを選ぶときには確認しています。

ただ、

「体重○kgだから○L」

「テイクオフできないから、とにかく浮力を増やす」

と、リッター数だけで決めるのはおすすめしません。

サーフボードには、

  • 長さ
  • 幅
  • 厚み
  • ボリューム
  • アウトライン
  • ロッカー

など、いろいろな違いがあります。

さらに、自分の経験や体力、普段入る波、どんな乗り方をしたいのかも関係します。

僕自身も体重があるのでボリュームは気になりますが、リッター数だけを見てボードを選ばないようにしています。

「今の自分には、どんなボードが合うんだろう?」

と迷っている方は、まずこちらの記事から読んでみてください。

▶ サーフボードの選び方|初心者・40〜50代再開組が長さと浮力で失敗しない基準

手持ちのサーフボードのリッター数を知りたい場合

古いサーフボードや、ボリューム表記がないボードの場合、

「このボードって何リッターくらいなんだろう?」

と思うこともあります。

そんなときのために、長さ・幅・厚みからボリュームの目安を計算する方法もまとめました。

ただし、計算で出る数字はあくまで目安です。

メーカーが公表している正確なボリュームが分かる場合は、そちらを優先してください。

▶ サーフボードのリッター計算|サイズから浮力の目安を求める方法

僕もボードだけで解決しようとは考えていません

ここは誤解してほしくないところです。

テイクオフできないからといって、サーフボードを買い替えれば全部解決するわけではありません。

僕自身も複数のボードに乗っていますが、テイクオフには今も課題があります。

波を選ぶこと。

ポジションを合わせること。

パドルすること。

波の力を受けること。

そして立つこと。

この流れそのものを練習していく必要があります。

そのうえで、

「今使っているボードは、今の自分に合っているかな?」

と確認する。

僕はこのくらいの距離感で、サーフボードとテイクオフを考えています。

サーフィンのテイクオフでよくある質問

テイクオフするときは何回パドルすればいい?

僕も「何回くらい漕げばいいんだろう?」と考えたことがあります。

でも、パドルの回数を固定して考えるのは難しいと思っています。

波との距離や波の速さ、自分のポジション、使っているサーフボードによっても変わるからです。

「5回漕いだら立つ」と回数を決めるより、

波が近づいてくる
↓
波の力を受ける
↓
ボードが滑り出す
↓
立ち上がる

という流れを意識した方が分かりやすいと思います。

僕自身も、パドルの回数より**「今、ボードがどう動いているか」**を感じられるようになりたいと思っています。

テイクオフは早く立った方がいい?

素早く立ち上がる動作は必要になりますが、「早ければ早いほどいい」と考えるのは違うと思います。

まだ波の力を十分に受けていないのに立とうとしても、テイクオフにはつながりません。

反対に、ボードが滑り出しているのに立つ動作へ移れなければ、タイミングを逃してしまうこともあります。

僕が意識したいのは、

とにかく早く立つことではなく、波に押されてボードが滑り出したところから立ち上がる動作へつなげること。

「立つ速さ」だけではなく、その前からの流れを見直してみてください。

自宅でもテイクオフの練習をした方がいい?

僕は、自宅での練習にもできることはあると思っています。

特に、

  • 手をついて上体を起こす
  • 足を運ぶ
  • 立ったときの足の位置を確認する
  • 進行方向へ目線を向ける

といった立ち上がる動作の確認はできます。

ただし、自宅練習だけで海でのテイクオフを再現できるわけではありません。

波を選ぶことやポジションを合わせること、パドルを始めるタイミング、波に押される感覚などは、実際の海で経験していく部分です。

僕は、

自宅=身体の動きを確認する場所

海=波に合わせる経験を積む場所

くらいに分けて考えています。

浮力のあるサーフボードならテイクオフしやすい?

浮力はサーフボードを考えるうえで確認したい要素の一つですが、リッター数だけでテイクオフのしやすさが決まるわけではありません。

長さや幅、厚み、アウトラインなども違いますし、乗る人の体重や経験、その日の波によっても感じ方は変わります。

僕自身もいろいろな長さ・ボリュームのボードに乗っていますが、

「浮力を増やせば、それだけでテイクオフの悩みが解決する」

とは考えていません。

ボード選びで迷っている方は、リッター数だけではなく、今の自分のレベルや体力、普段入る波も含めて考えてみてください。

まとめ|テイクオフは「立つ前」から見直そう

今回は、サーフィンのテイクオフについて、僕自身が苦戦してきた経験も交えながら整理してきました。

僕も以前は、

「テイクオフできない=立つのが遅い」

と思っていました。

でも、テイクオフを順番に分けてみると、立つ前にも確認できることがたくさんあります。

波を選ぶ
↓
ポジションを合わせる
↓
パドリングする
↓
波の力を受ける
↓
ボードが滑り出す
↓
立ち上がる
↓
基本姿勢へつなげる

このどこかがうまくつながらなければ、最後の「立つ」だけを練習しても、なかなかうまくいかないことがあります。

僕自身も、まだテイクオフに取り組んでいる途中です。

一生懸命パドルしても波に置いていかれることもありますし、波に押されるところまでいっても立ち損ねることもあります。

だからこそ、

「またテイクオフできなかった……」

だけで終わらせないようにしています。

「今の1本はどこまでできた?」

「波には押された?」

「そのあと足は入った?」

そんなふうに一つずつ振り返れば、次の1本で意識することも見つけやすくなります。

40〜50代でサーフィンを再開すると、昔のように身体が動かず、もどかしく感じることもあると思います。

僕も同じです。

それでも、昔の自分と比べるのではなく、今の自分ができるところから一つずつ積み重ねていけばいいと思っています。

次に海へ入ったときは、全部を一度に直そうとせず、

「今日は一つだけ確認してみよう」

くらいで海に入ってみてください。

その一つが、次の週末の1本につながればうれしいです。

サーフボードについても「今の自分には何が合うんだろう?」と迷っている方へ、僕が使っているnanazeroを条件別に整理できる診断ページを作っています。
ボード選びで迷っている方は、こちらも参考にしてみてください。

\ 今の自分に合うボードを整理したい方へ /

※体重・現在のレベル・ブランク・目的から、比較するnanazeroのモデルを整理できます。

サーフィンのテイクオフのコツとタイミングを解説するアイキャッチ

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この記事を書いた人

40代から、もう一度、海へ。

千葉・一宮を拠点に、週末のサーフィンを楽しみながら「海のある暮らし」を発信しています。

サーフボード選びやサーフギアのほか、サーフィンに使っているハイエースのDIY・車中泊用品、ポータブル電源などを、実際に使った経験をもとに紹介しています。

防災士資格を取得。ポータブル電源については、車中泊やキャンプだけでなく、停電・防災用途も実際に検証しながら記事を作成しています。

40〜50代からでも、サーフィンや車中泊、アウトドアを無理なく楽しめる「海のある暮らし」を、実体験をもとにお届けします。

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