「停電したとき、CPAPはどうすればいいんだろう?」
「ポータブル電源があれば、朝までCPAPを使える?」
CPAP(シーパップ)を使っている方なら、停電や車中泊のときに電源をどう確保するか気になるのではないでしょうか。
僕も車中泊や防災用としてポータブル電源を使っているため、実際に所有しているBLUETTI EB70SとPhilips DreamStationを接続して、一晩CPAPを使えるのか検証しました。
結果は、EB70Sを100%まで充電した状態から、AC接続・加湿器なしで約8時間使用し、途中停止なし。翌朝のバッテリー残量表示は80%でした。
ただし、最初からうまくいったわけではありません。
最初の検証では、バッテリー残量があるにもかかわらず約4時間でCPAPが停止しました。
そこでEB70SのECOモードを解除してもう一度試したところ、2回目は朝まで停止せず使用できました。
この記事では、この実測結果をもとに、CPAPをポータブル電源で一晩使った結果、途中停止したときに確認したこと、必要容量の考え方、車中泊や停電に備える際の注意点を紹介します。
- BLUETTI EB70SでCPAPを約8時間使った実測結果
- 最初の検証で約4時間後に停止したときの状況
- ECOモード解除後に朝まで使用できた結果
- CPAP用ポータブル電源の容量を考えるポイント
- 車中泊でCPAPを使うときの注意点
- 停電時に備えて普段から確認しておきたいこと

【プロフィール】
40代から、
もう一度、海へ。
千葉・一宮を拠点に、週末のサーフィンを楽しみながら、ハイエースでの車中泊やキャンプなど「海のある暮らし」を発信しています。
サーフボード・サーフギア、ハイエースのDIY・車中泊用品、ポータブル電源など、自分で使って納得したものを実体験をもとに紹介しています。
防災士。 BLUETTI EB70Sを2年以上使用し、車中泊・キャンプだけでなく、停電への備えやCPAPの一晩使用なども実際に検証しています。
40〜50代からでも、サーフィンや車中泊、アウトドアを無理なく楽しめる「海のある暮らし」をお届けします。
今回の検証結果は、Philips DreamStationを加湿器なし・AC接続で使用した場合の一例です。
CPAPの機種や圧力設定、加湿器・ヒーター付きチューブの使用、接続方法などによって消費電力や使用可能時間は変わります。
また、CPAPは医療機器です。停電時の対応や治療については、使用しているCPAPの管理会社や医療機関の指示を確認してください。
CPAPはポータブル電源で一晩使える?実際に8時間検証
結論からいうと、今回の条件ではBLUETTI EB70Sを使ってPhilips DreamStationを約8時間、途中で停止することなく使用できました。
夜21時ごろ、EB70Sを100%まで充電した状態からCPAPを使い始め、翌朝5時ごろまで約8時間使用しています。
翌朝に確認したEB70Sのバッテリー残量表示は80%でした。
ただし、この結果だけを見て「CPAPならどの機種でも一晩使える」と判断することはできません。
まずは、今回どのような条件で検証したのか詳しく紹介します。
今回使用したCPAPとポータブル電源
今回の検証に使用したのは、普段使っているPhilips DreamStationと、2024年3月から所有しているBLUETTI EB70Sです。
EB70Sは車中泊やキャンプ、防災用として2年以上使っているポータブル電源で、容量716Wh・定格出力800Wのモデルです。
| 検証項目 | 今回の条件 |
|---|---|
| ポータブル電源 | BLUETTI EB70S |
| 容量 | 716Wh |
| 定格出力 | 800W |
| CPAP | Philips DreamStation |
| 接続方法 | ACコンセント |
| 加湿器 | 使用なし |
| 開始時の残量表示 | 100% |
| 使用時間 | 約8時間(21時ごろ〜翌5時ごろ) |
| 途中停止 | なし |
| 翌朝の残量表示 | 80% |

今回は、EB70SのECOモードを解除した状態で、AC出力にDreamStationを接続して再検証しています。
加湿器は使用せず、普段CPAPを使用するときと同じように就寝し、途中で電源が切れないかを確認しました。
約8時間使用して翌朝の残量表示は80%
21時ごろにEB70Sの残量表示が100%であることを確認してCPAPを使い始めました。
そのまま就寝し、翌朝5時ごろまで約8時間、CPAPは途中で停止することなく動作しました。
そして起床後にEB70Sを確認すると、バッテリー残量表示は80%でした。
- 使用開始:21時ごろ
- 使用終了:翌朝5時ごろ
- 使用時間:約8時間
- 開始時の残量表示:100%
- 翌朝の残量表示:80%
- 途中停止:なし
- 接続:AC
- 加湿器:なし

実際に一晩寝ながら試して、朝までCPAPが止まらなかったことを確認できたのは、停電や車中泊に備えるうえでも参考になる結果でした。
ただし、ここで注意したいのが「100%から80%になった=正確に20%分の電力量を消費した」とは判断できないことです。
EB70Sに表示される残量は、今回の検証で実際に消費した電力量そのものを測定した数値ではありません。
そのため、今回の記事では「約8時間で○Wh消費した」「あと○時間使える」といった計算はせず、約8時間使用したあとに残量表示が80%だったという実際に確認できた結果として紹介します。
今回確認できたのは、
「BLUETTI EB70S+Philips DreamStation+AC接続+加湿器なし」という条件で、約8時間途中停止せず使用できた
という結果です。
CPAPの機種や設定、加湿器・ヒーター付きチューブの使用などによって消費電力は変わるため、すべての環境で同じ結果になるわけではありません。
実は最初の検証では約4時間で停止した
今回の結果だけを見ると、最初から問題なく朝まで使えたように見えるかもしれません。
しかし、最初に試したときは約4時間でCPAPが停止しています。
そのときもEB70Sのバッテリーが空になったわけではありませんでした。
「まだ残量があるのに、なぜCPAPが止まったのか?」
そこで確認したのが、EB70SのECOモードです。
ECOモードを解除して同じようにもう一度検証したところ、今度は約8時間、途中で停止することなく朝まで使用できました。
この最初の失敗は、CPAPをポータブル電源で使おうとしている方にとって重要なポイントだと思います。
次に、最初の検証で約4時間後に停止したときの状況と、ECOモードを解除して再検証した結果を詳しく紹介します。
最初の検証では約4時間でCPAPが停止した
今回、EB70SでCPAPを朝まで使用できることを確認できましたが、最初の検証ではうまくいきませんでした。
同じPhilips DreamStationをEB70SのACコンセントに接続して就寝したところ、夜中に目が覚めたときにはCPAPが停止していました。
使用開始から約4時間後です。
最初は「ポータブル電源のバッテリーがなくなったのか?」と思いましたが、EB70Sにはまだバッテリー残量がありました。
つまり、バッテリーを使い切ってCPAPが停止したわけではありません。
そこで、EB70S側の設定を確認することにしました。
- 使用機器:Philips DreamStation
- ポータブル電源:BLUETTI EB70S
- 接続:AC
- 加湿器:なし
- CPAP:約4時間後に停止
- EB70S:バッテリー残量あり
- ECOモード:ON
バッテリー残量があるのに停止したためECOモードを確認
EB70Sには、消費電力が小さい状態が続いたときなどに出力を停止する「ECOモード」があります。
1回目の検証では、このECOモードをONにした状態でCPAPを使用していました。
CPAPが停止したあともEB70Sにはバッテリー残量があったため、
「CPAPの消費電力が小さくなったタイミングで、ECOモードによってAC出力が停止したのでは?」
と考えました。
ただし、1回目の停止について、今回の検証だけで「原因はECOモードだった」と断定することはできません。
そこで推測だけで終わらせず、ECOモードを解除してもう一度同じCPAPを使ってみることにしました。
1回目の検証では「ECOモードONの状態で約4時間後にCPAPが停止した」という事実までを確認しています。
バッテリー残量は残っていましたが、停止原因そのものを測定したわけではないため、ECOモードが原因だったとは断定していません。
ECOモードを解除してもう一度一晩検証
2回目は、EB70SのECOモードを解除した状態で再検証しました。
使用したCPAPは1回目と同じPhilips DreamStationです。
今回もEB70SのACコンセントへ接続し、加湿器は使用していません。
EB70Sを100%まで充電した状態から21時ごろにCPAPを使い始め、そのまま就寝しました。
1回目は約4時間で停止したため、2回目も途中で止まらないか気になりました。
しかし、今回は夜中に停止することなく、翌朝5時ごろまで約8時間CPAPを使用できました。
起床後にEB70Sを確認すると、バッテリー残量表示は80%でした。
【SWELL装飾:比較表】
| 1回目 | 2回目 | |
|---|---|---|
| CPAP | Philips DreamStation | Philips DreamStation |
| 接続 | AC | AC |
| 加湿器 | なし | なし |
| ECOモード | ON | OFF |
| 使用結果 | 約4時間後に停止 | 約8時間停止なし |
| バッテリー切れ | なし | なし |
| 2回目終了時の残量表示 | ― | 80% |
停電時に初めて使うのではなく事前に一晩試しておきたい
今回の検証で僕が特に感じたのは、ポータブル電源を用意しただけでは十分ではないということです。
716WhのEB70Sなら容量に余裕があると思っていても、1回目はバッテリー切れではない状態でCPAPが途中停止しました。
もしこれが実際の停電時で、しかも初めてCPAPをポータブル電源につないだときだったら、夜中になって初めて問題に気づくことになります。
だからこそ、停電や災害への備えとしてCPAP用のポータブル電源を準備する場合は、平常時に自分が使っているCPAPとポータブル電源を接続し、普段の設定で一晩使用できるか確認しておくことが大切だと感じました。
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CPAPに使うポータブル電源は何Wh必要?
CPAPをポータブル電源で使いたいと考えたとき、気になるのが「何Whあれば一晩使えるのか」ではないでしょうか。
基本的には、CPAPの消費電力と使用時間を確認して、必要な容量を考えます。
ただし、CPAPは機種や設定によって消費電力が変わり、さらに加湿器やヒーター付きチューブを使用するかどうかでも条件が変わります。
そのため、「CPAPなら○○Whあれば必ず一晩使える」と一律には決められません。
今回僕が使用したBLUETTI EB70Sは716Whです。
Philips DreamStationをAC接続・加湿器なしで約8時間使用したところ、途中停止することなく朝まで使用でき、翌朝のEB70Sのバッテリー残量表示は80%でした。

ただし、この80%という表示から「実際に何Wh消費したのか」を正確に求めることはできないため、今回の結果だけを使って必要容量を断定することはしません。
CPAP用のポータブル電源を選ぶときは、容量だけを見るのではなく、
- 使用しているCPAPの消費電力
- 一晩に使用する時間
- 加湿器の使用有無
- ヒーター付きチューブの使用有無
- AC接続かDC接続か
- ポータブル電源側の変換ロス
- CPAP以外の機器も同時に使うか
まで確認して考えることが大切です。
必要容量は「消費電力×使用時間」が基本
ポータブル電源の必要容量を考える基本は、
CPAPの消費電力(W)×使用時間(h)
です。
たとえば、仮に平均20Wで8時間使用するとすれば、単純計算では160Whになります。
ただし、これはあくまで計算上の目安です。
実際にACコンセントからCPAPを使用する場合は変換時のロスなどもあるため、計算結果と同じ容量のポータブル電源を用意すれば必ず足りる、というわけではありません。
また、CPAPは使用中ずっと同じ消費電力になるとは限りません。
そのため、容量ギリギリで考えるのではなく、余裕を持って準備しておく方が安心です。
\ ポータブル電源の容量計算はこちら /

加湿器を使う場合は今回と同じ結果になるとは限らない
今回の検証で特に注意してほしいのが、DreamStationの加湿器を使用していないことです。
CPAPには加湿機能を使用できる機種がありますが、加湿器やヒーター付きチューブを使用すると、その分だけ電力が必要になります。
そのため、
「EB70Sで加湿器なしなら約8時間使えた」
という今回の結果を、
「加湿器を使っても同じように使える」
と考えることはできません。
今回確認できた条件は、
Philips DreamStation+BLUETTI EB70S+AC接続+加湿器なし
です。
CPAPの機種・圧力設定・加湿器・ヒーター付きチューブ・接続方法などが変われば、消費電力や使用できる時間も変わる可能性があります。
CPAP以外の機器を使うなら、その分の容量も考える
車中泊や停電時には、ポータブル電源をCPAPだけに使うとは限りません。
スマートフォンの充電や照明、扇風機など、ほかの機器にも電源を使うことがあります。
僕自身もEB70SをCPAP専用として所有しているわけではなく、普段は車中泊・キャンプ・防災用として使っています。
そのため、CPAPを一晩動かせる容量だけではなく、ほかに何を使うのかまで含めてポータブル電源の容量を考えることが大切です。
特に停電時は、翌日にすぐ充電できるとは限りません。
CPAPを何時間使いたいのか、ほかにどの家電へ電力を使うのかを事前に整理しておくと、必要な容量を考えやすくなります。
車中泊でCPAPをポータブル電源につないで使うときの注意点
CPAPを使っている方の中には、「車中泊でも普段と同じようにCPAPを使いたい」という方もいると思います。
僕自身、ポータブル電源を車中泊やキャンプでも使用しているため、コンセントのない場所で電源を確保できるのは大きなメリットだと感じています。
今回の検証でも、BLUETTI EB70SのACコンセントにPhilips DreamStationを接続し、約8時間途中停止せず使用できました。
ただし、実際に一晩使ってみると、「ポータブル電源の容量が足りるか」だけを確認すればいいわけではないことも分かりました。
特に確認しておきたいのが、
- ポータブル電源の充電状態
- ECOモードなどの自動停止設定
- CPAPの接続方法
- 加湿器の使用有無
- CPAP以外に使用する電化製品
です。
車中泊でCPAPを使用するなら、当日の就寝前に初めて接続するのではなく、自宅で一度、実際に寝るときと同じ条件で一晩試しておくことをおすすめします。
僕の場合も、最初の検証ではEB70Sにバッテリー残量があるにもかかわらず、約4時間後にCPAPが停止しました。
出発前にポータブル電源を充電しておく
車中泊でCPAPを使う予定なら、まず確認したいのがポータブル電源の残量です。
僕は普段、EB70Sを自宅で保管し、車中泊やキャンプへ出かける前に必要に応じて充電しています。
今回のCPAP検証では、条件を分かりやすくするため100%まで充電した状態から使用を開始しました。
車中泊ではCPAPだけでなく、スマートフォンの充電や照明、扇風機などにもポータブル電源を使うことがあります。
そのため、
「CPAPだけなら足りそうだから大丈夫」
ではなく、その日の夜から翌朝までに何へ電力を使う予定なのかも考えておくと安心です。
\ 車中泊でのポータブル電源の使い方はこちら /

就寝前にECOモードなどの設定を確認する
今回の検証で僕が最も注意したいと感じたのが、ポータブル電源側の設定です。
1回目はEB70Sにバッテリー残量がある状態で、約4時間後にCPAPが停止しました。
その後、ECOモードを解除して再検証したところ、2回目は約8時間途中停止せず朝まで使用できました。
この結果から、車中泊でCPAPを使う場合も、容量だけではなくECOモードや低負荷時の自動停止機能がどのように設定されているかを事前に確認しておくことが大切です。
ポータブル電源によって機能や動作条件は異なるため、使用する機種の取扱説明書を確認してください。
加湿器を使うかどうかも事前に確認する
今回のDreamStationでの検証では、加湿器を使用していません。
DreamStationには加湿器を接続して使用でき、加湿器はCPAP本体と連動して作動します。
そのため、加湿器を使用する場合は、今回と同じ条件ではなくなります。
「加湿器なしで朝まで使えたから、加湿器を使っても同じように使える」とは考えず、普段自分が使っている設定で事前に確認しておくことが大切です。
今回の約8時間という結果は、Philips DreamStationをAC接続・加湿器なしで使用した場合です。
車中泊で普段と同じCPAP環境を再現したい場合は、実際に使用する設定・接続方法で事前に確認してください。
車内でポータブル電源とCPAPを置く場所も決めておく
車中泊では、自宅とは違って限られたスペースの中にCPAPとポータブル電源を置くことになります。
就寝してから、
「ケーブルが届かない」
「寝具に埋もれてしまう」
といったことがないよう、寝る前にCPAPとポータブル電源の位置を決め、配線を確認しておくと使いやすくなります。
特にCPAP本体については、使用している機種の取扱説明書に従って設置してください。
僕の場合も、車中泊で使用するなら容量だけでなく、CPAP・EB70S・寝具をどこへ配置するかまで事前に確認しておくつもりです。
- ポータブル電源を十分に充電したか
- ECOモードなどの自動停止設定を確認したか
- CPAPの接続方法を確認したか
- 加湿器を使うか確認したか
- CPAP以外に使う電化製品を整理したか
- 車内でCPAPとポータブル電源を置く場所を決めたか
- 自宅で同じ条件を一晩試したか
停電時にCPAPを使うためにポータブル電源を備えるなら
CPAPを使用している方にとって、停電時の電源確保は事前に考えておきたい備えのひとつです。
CPAPは家庭のコンセントから電源を取って使用するため、停電すると通常どおり使用できなくなる可能性があります。
僕自身、防災士の資格を取得し、自宅の停電対策について考えるなかで、普段使っているBLUETTI EB70SでCPAPを一晩動かせるのか実際に検証しました。
今回の条件では、Philips DreamStationをAC接続・加湿器なしで約8時間使用し、途中停止することなく朝まで動作しました。
この結果から、少なくとも僕が使用している機器と今回の条件では、停電時の電源確保にポータブル電源を活用できる可能性があることを確認できました。
ただし、ポータブル電源を持っているだけで停電への備えが完了するわけではありません。
停電してから初めて試すのではなく、平常時に自分のCPAPとポータブル電源を接続し、一晩使用できるか確認しておくことが大切です。
停電する前にCPAPとポータブル電源を一度つないでおく
今回、僕自身が実際に試して感じたのは、事前検証の重要性です。
最初の検証では、EB70Sにバッテリー残量があるにもかかわらず、約4時間後にCPAPが停止しました。
その後、ECOモードを解除して再検証したところ、約8時間途中停止せず使用できています。
もし実際の停電時に初めてCPAPをポータブル電源へ接続していたら、夜中に停止してから設定を確認することになっていました。
ポータブル電源を非常用電源として準備するなら、
・CPAPを正常に起動できるか
・一晩使用できるか
・ECOモードなどで途中停止しないか
・普段使用している設定でどの程度使えるか
・使用後にどの程度の残量表示になるか
などを、電気が使える平常時に確認しておくと安心です。
防災用のポータブル電源は「持っていること」だけでなく、停電する前に実際に使っておくことが大切です。
CPAPのように就寝中に長時間使用する機器なら、短時間の動作確認だけではなく、可能であれば普段使用している条件で一晩確認しておくと、途中停止などの問題にも気づきやすくなります。
ポータブル電源も停電前から使える状態にしておく
CPAPとポータブル電源の組み合わせを確認していても、いざ停電したときにポータブル電源のバッテリーが空では使えません。
僕は普段、EB70Sを自宅のウォークインクローゼットで保管しています。
使用後は80〜90%程度の残量表示になっていることが多く、その状態で保管し、ときどき残量を確認しています。
車中泊やキャンプへ出かけるときには、必要に応じて自宅で充電してから持ち出しています。
防災用として考える場合も、長期間しまったままにするのではなく、定期的に残量や本体の状態を確認して、必要なときに使える状態にしておくことが大切です。
停電時のCPAPの対応は管理会社や医療機関にも確認しておく
ここは、ポータブル電源の準備とは分けて考えておきたいところです。
CPAPは医療機器です。
ポータブル電源で動作することを自宅で確認できたとしても、それだけで停電時のCPAPに関するすべての備えができたことにはなりません。
停電が長引いた場合の対応やCPAPが使用できない場合にどうするのかについては、普段からCPAPの管理会社や受診している医療機関に確認しておくことが大切です。
ポータブル電源についてこの記事で紹介しているのは、僕が実際に行った電源確保の検証結果です。
CPAPの治療方法や、停電時にCPAPを使用できない場合の対応については、使用している機器の管理会社や医療機関へ確認してください。
長時間の停電では「一晩使える」だけで考えない
今回の検証では、EB70SでDreamStationを約8時間使用できました。
しかし、実際の災害では停電が一晩で復旧するとは限りません。
翌日の夜にもCPAPを使う必要がある状況なら、ポータブル電源をどうやって再充電するかまで考えておく必要があります。
自宅のコンセントが使えない状況では、車からの充電やソーラーパネルなども電源を確保する方法になります。
ただし、天候や充電環境によって使える方法は変わるため、「ソーラーパネルがあれば必ず大丈夫」と考えるのではなく、複数の充電方法を知っておくと備えやすくなります。
\ 停電が長引いたときの充電方法も確認 /

- 自分のCPAPをポータブル電源で起動できるか
- 普段の設定で一晩使用できるか
- 途中で自動停止しないか
- ポータブル電源の残量を確認しているか
- 停電が長引いた場合の再充電方法があるか
- CPAP管理会社や医療機関に停電時の対応を確認しているか
CPAP用に専用バッテリーやモバイルバッテリーは必要?
CPAPの予備電源を探していると、「CPAP専用バッテリー」や「モバイルバッテリー」という方法も見つかります。
では、CPAPを使うために専用バッテリーを用意する必要があるのでしょうか。
僕はCPAP専用バッテリーではなく、普段から車中泊・キャンプ・防災に使っているBLUETTI EB70SをCPAPの電源として検証しました。
今回の条件では、Philips DreamStationをAC接続・加湿器なしで約8時間使用し、途中停止することなく朝まで使えています。
ただし、これは「CPAP専用バッテリーよりポータブル電源の方が優れている」という意味ではありません。
それぞれ用途が違うため、CPAP以外にどのような使い方をしたいのかまで考えて選ぶことが大切です。
CPAPだけの予備電源として考えるのか、車中泊・キャンプ・停電時の電源としても使いたいのかで、必要なバッテリーは変わります。
CPAP専用バッテリーという方法もある
CPAPには、機種によって対応する専用バッテリーや外部電源が用意されている場合があります。
CPAPだけのバックアップ電源を考えるのであれば、使用している機種に対応した専用バッテリーを確認する方法があります。
一方で、僕はCPAPだけを目的にポータブル電源を購入したわけではありません。
EB70Sはもともと、
- 車中泊
- キャンプ
- スマートフォンなどの充電
- 停電時の電源確保
などに使ってきました。
そこへ今回、CPAPの非常用電源として使えるのかを実際に一晩検証したという位置づけです。
- CPAP以外の電化製品にも使える
- 車中泊でも使っている
- キャンプでも使っている
- 停電時の電源として備えられる
- 普段から使うことで動作や残量を確認できる
一般的なモバイルバッテリーとは分けて考える
スマートフォンなどの充電に使うモバイルバッテリーと、今回使用したEB70Sのようなポータブル電源は同じものではありません。
CPAPを使用するには、まず自分が使っているCPAPがどの電源・接続方法に対応しているのかを確認する必要があります。
「容量の大きなモバイルバッテリーなら使えるだろう」と判断するのではなく、CPAPメーカーや管理会社が案内している対応電源・接続方法を確認してください。
特にCPAPは医療機器なので、対応しているか分からない電源やケーブルを自己判断で使用するのは避けた方がいいでしょう。
「CPAP モバイルバッテリー」で探す場合も、容量だけで判断せず、使用しているCPAPの電源仕様と接続方法を確認してください。
対応するバッテリーや電源について分からない場合は、CPAPの管理会社やメーカーへ確認しておくと安心です。
ポータブル電源ならCPAP以外にも使える
僕がEB70Sを使っていて便利だと感じるのは、用途をCPAPだけに限定しなくていいことです。
普段は車中泊やキャンプで使いながら、自宅では停電への備えとして保管できます。
そして今回、Philips DreamStationを実際につないで約8時間使用できることも確認しました。
防災用品は、いざというときまで一度も使わずにしまっておくと、必要になったときに使い方が分からなかったり、バッテリー残量が不足していたりすることがあります。
その点、普段の車中泊やキャンプでも使っていれば、本体の状態や操作方法を確認する機会も増えます。
僕の場合は、普段使いしているポータブル電源を、停電時にはCPAPを含めた電源確保にも活用するという考え方が合っています。
\ 2年以上使っているEB70Sの使用感はこちら /

CPAPとポータブル電源についてよくある質問
CPAP(シーパップ)をポータブル電源やバッテリーで使うときに気になるポイントを、今回の検証結果をもとにまとめます。
CPAPをポータブル電源で使うなら、停電や車中泊の当日に初めて試すのではなく、平常時に実際の就寝時間と同じくらい動かしておくと、途中停止や設定の問題に気づきやすくなります。
まとめ|CPAPはポータブル電源で一晩使えた。大切なのは事前に試しておくこと
今回、BLUETTI EB70SとPhilips DreamStationを使って、CPAPをポータブル電源で一晩使用できるのか実際に検証しました。
ECOモードを解除した2回目の検証では、EB70Sを100%まで充電した状態から、AC接続・加湿器なしで21時ごろ〜翌朝5時ごろまで約8時間途中停止せず使用できました。
翌朝に確認したEB70Sのバッテリー残量表示は80%でした。
- ポータブル電源:BLUETTI EB70S
- CPAP:Philips DreamStation
- 接続方法:AC
- 加湿器:なし
- 開始時の残量表示:100%
- 使用時間:約8時間
- 途中停止:なし
- 翌朝の残量表示:80%
- ECOモード:OFF
ただ、今回の検証で一番大きかったのは、「EB70Sで約8時間使えた」という結果だけではありません。
最初の検証では、バッテリー残量があるにもかかわらず、約4時間でCPAPが停止しました。
その後、ECOモードを解除してもう一度試したところ、2回目は朝まで途中停止しませんでした。
この経験から僕が感じたのは、ポータブル電源を準備しただけで安心するのではなく、実際に使うCPAPとの組み合わせを平常時に試しておくことの大切さです。
停電や車中泊で初めて使うのではなく、平常時に自分のCPAP・設定・ポータブル電源の組み合わせで一晩試しておく。
CPAPは機種や圧力設定、加湿器・ヒーター付きチューブの使用、接続方法などによって消費電力が変わります。
今回の結果だけで「EB70SならすべてのCPAPを一晩使える」と判断することはできません。
それでも、僕自身が2年以上使ってきたEB70Sで、普段使用しているDreamStationを実際に約8時間動かせたことは、今後の車中泊や停電への備えを考えるうえでも参考になる検証になりました。
CPAPのためだけではなく、車中泊・キャンプ・停電時の電源としても使いたい方は、必要な容量や使いたい電化製品を確認したうえで、自分の使い方に合うポータブル電源を検討してみてください。
\ 車中泊・キャンプ・停電への備えにも /
今回CPAPの一晩検証に使用したのは、僕が2年以上、車中泊・キャンプ・防災用として使っているBLUETTI EB70Sです。
現在販売されているモデルも含め、容量や出力を比較しながら、自分の使い方に合うポータブル電源を確認できます。
※今回のCPAP検証結果は、BLUETTI EB70SとPhilips DreamStationをAC接続・加湿器なしで使用した場合のものです。
使用するCPAPや設定によって必要な電力は異なります。


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