台風が近づいてくると、「家の対策は、何から始めればいいんだろう」と迷いませんか?
僕も以前は、1階のシャッターを閉めて、外にある物を片づければ大丈夫だろうと考えていました。
ところが強い風が吹いた夜、シャッターのない2階の網戸が何度も左右に動き、窓ガラスまで割れるのではないかと怖くなったことがあります。
僕は千葉県の海に近い地域へ移住して約10年。これまで停電や周辺道路の冠水を経験し、台風が来るたびに備えを見直してきました。
幸い、自宅に大きな被害は出ていません。それでも振り返ってみると、できている対策だけでなく、「先にやっておけばよかった」と感じることもあります。
この記事では、木造2階建ての自宅で実際に行っている対策をもとに、台風前に確認したい7つの項目を紹介します。
- 台風前日までに家の内外で確認しておきたい場所
- 窓・シャッター・飛来物への備え
- 停電や断水に備えて準備しているもの
- 浸水リスクを踏まえた避難の考え方
- 実際に台風を経験して感じた我が家の不足
台風対策といっても、家の立地や造り、家族構成によって必要な備えは変わります。
ここからは、我が家の住環境をお伝えしたうえで、実際に行っている対策を順番に紹介します。

【プロフィール】
40代から、
もう一度、海へ。
千葉・一宮を拠点に、週末のサーフィンを楽しみながら、ハイエースでの車中泊やキャンプなど「海のある暮らし」を発信しています。
サーフボード・サーフギア、ハイエースのDIY・車中泊用品、ポータブル電源など、自分で使って納得したものを実体験をもとに紹介しています。
防災士。 BLUETTI EB70Sを2年以上使用し、車中泊・キャンプだけでなく、停電への備えやCPAPの一晩使用なども実際に検証しています。
40〜50代からでも、サーフィンや車中泊、アウトドアを無理なく楽しめる「海のある暮らし」をお届けします。
我が家の住環境と台風対策の前提
僕が暮らしているのは、千葉県の海に近い地域です。
自宅はスレート屋根の木造2階建て。1階の窓にはシャッターがありますが、家を建てたとき、2階の窓には取り付けませんでした。
2階にシャッターを付けなかったことは、強風の台風を経験してから見直したい点になりました。このときの様子は、窓対策の項目で詳しく紹介します。
- 千葉県の海に近い地域
- スレート屋根の木造2階建て
- 1階の窓にはシャッターあり
- 2階の窓にはシャッターなし
- ハザードマップでは浸水リスクのある区域
- 停電と周辺道路の冠水を経験
- 現在まで自宅への大きな被害はなし
窓だけでなく、雨への備えも欠かせません。
我が家の周辺では、台風や大雨によって道路が冠水したことがあります。自宅に被害はありませんでしたが、普段通っている道路の様子が変わると、「家が無事なら大丈夫」とは言い切れないことに気づかされます。
停電も経験しました。長時間ではなかったものの、夏場に電気が止まると、照明だけでなく暑さへの備えも必要になります。
そのため現在は、窓や庭の確認に加えて、ポータブル電源の充電、飲料水や生活用水の確保、避難場所と連絡方法の確認までを台風対策として考えています。
とはいえ、我が家の備えも完璧ではありません。
物干し竿を固定していなかったり、飲料水の備蓄が十分ではなかったりと、見直すべき点はまだあります。
この記事では、実際にできている対策だけでなく、台風を経験して「足りない」と感じた備えも、そのままお伝えします。
台風前に家で確認したい7つの対策
台風の進路に自宅周辺が入りそうだと分かっても、最初は「何から手をつけよう」と迷いますよね。
僕も以前は、1階のシャッターを閉めるくらいで、あとは台風が過ぎるのを待っていました。
しかし、停電や道路の冠水を経験してからは、窓だけを守ればよいわけではないと考えるようになりました。
庭に飛びそうな物はないか。電気や水が止まっても過ごせるか。避難が必要になったら、家族はどこへ向かうのか。
こうして家の中と外を順番に見ていくと、準備の抜けを見つけやすくなります。
我が家では、天気予報や自治体からの情報を確認しながら、基本的に台風が来る前日から準備を始めています。
僕が仕事で不在になることもあるため、その場合は家族が対応します。直前になって慌てないよう、できることは風雨が強くなる前に済ませるようにしています。
準備を始める前に、台風の進路と自宅周辺のリスクを確認します。そのうえで、我が家では次の7項目を順番に見ています。
- 窓・雨戸・シャッターを確認する
- 庭や家の外にある物を片づける
- 側溝・排水口・雨どいを確認する
- 停電に備えて電源と照明を確認する
- 断水に備えて飲料水と生活用水を確保する
- 車と車内の防災用品を確認する
- 避難場所と家族の連絡方法を確認する

すべてを一度に完璧にそろえる必要はありません。
僕自身も、物干し竿の固定や飲料水の備蓄など、まだ見直せていないところがあります。
それでも、「今回は窓を確認しよう」「次は水を増やしておこう」と一つずつ備えていけば、台風が近づいたときの慌ただしさは減らせます。
大切なのは、台風が来てから動くのではなく、まだ外で安全に作業できるうちに家の状態を確認しておくことです。
まずは、僕が強風の怖さを最も感じた窓・雨戸・シャッターの対策から紹介します。
1.窓・雨戸・シャッターを確認する
台風対策のなかで、僕がいちばん「先に考えておけばよかった」と感じているのが、2階の窓です。
我が家は、1階の窓にはシャッターを付けましたが、2階には付けませんでした。
家を建てた当時は、2階の窓にまでシャッターが必要になるとは思っていなかったんです。
1階のシャッターは風雨が強まる前に閉める
台風が近づいたときは、1階にある窓のシャッターを閉めています。
雨や風が強くなってから外へ出るのは危険なので、閉めるのは基本的に前日です。
「まだ早いかな」と思うくらいの時間でも、翌日に仕事で不在になることがあります。家族が慌てないためにも、僕が自宅にいるうちに閉めるようにしています。
シャッターを閉める前には、レールの周辺に物が挟まっていないか、最後まできちんと閉まるかも確認します。
ただし、シャッターがあるから絶対に安全というわけではありません。
それでも、飛んできた物が窓ガラスへ直接当たるのを防ぐ備えとして、閉め忘れないことが大切だと考えています。
2階の網戸が何度も動き、窓が割れるかと思った
問題は、シャッターを付けなかった2階の窓です。
風の強い台風が来た夜、外側の網戸が雨風にあおられ、左右へ何度も勢いよく動いていました。
ガタン、ガタンと音がするたびに気になって、何度も窓の様子を見に行きました。
そのときは、網戸が外れたり、何かが飛んできて窓ガラスが割れたりするのではないかと、本当に怖かったです。
幸い、窓や網戸が壊れることはありませんでした。
それでも台風が過ぎたあと、「2階にもシャッターを付けておけばよかった」と感じました。
1階の窓だけで安心せず、シャッターや雨戸のない2階の窓も確認しておくことが大切です。
養生テープをバツ印に貼ったこともある
2階の窓が心配だったため、以前はガラスの室内側へ養生テープをバツ印に貼ったことがあります。
当時は、テープを貼っておけば、窓が割れにくくなると思っていました。
しかし、YKK APの公式サイトでは、養生テープだけでガラスの破損や破片の飛散を防ぐ効果は確認できていないと案内されています。
YKK AP公式サイト|窓ガラスに養生テープを貼ると割れなくなりますか
窓ガラスへ養生テープをバツ印や米印に貼るだけでは、窓が割れることや、割れたガラスの飛散を防げるとは限りません。僕も過去に行いましたが、現在は養生テープだけに頼らないようにしています。
我が家の窓は二重ガラス構造ですが、飛来物への安全性を高めた「安全合わせ複層ガラス」かどうかは確認できていません。
「二重ガラスだから大丈夫」とは考えず、シャッターのない窓はカーテンを閉め、家族が窓の近くで過ごさないようにします。

2.庭や家の外にある物を片づける
台風前に家の外へ出たら、まず庭を見渡してみてください。
「風で飛びそうな物はない」と思っていても、普段は気にならない物が意外と残っていることがあります。
我が家には植木鉢や屋外用のゴミ箱、出したままのテーブルや椅子はありません。そのため、庭にある物は比較的少ない方だと思います。
それでも、自転車やサーフボード、散水ホースなど、確認しておきたい物はいくつかあります。
自転車やサーフボードは物置や土間へ収める
自転車は、普段から物置か土間で保管しています。
子どもの遊具も庭へ出したままにはせず、使い終わったら物置へ戻します。
サーフボードは、物置に2枚、土間の壁掛けラックに1枚、室内に1枚を保管しています。
サーフボードは大きさの割に軽いため、もし風を受けて飛ばされたら、自宅だけでなく周囲の家や車を傷つけるかもしれません。
海から帰ったあとに庭へ置いたままにしていないか、台風前にはあらためて確認します。
散水ホースやシャワーノズルも、使い終わったら土間へ戻しています。キャンプ用の椅子やテーブルを庭で使った場合も、その日のうちに物置へ片づけます。
- 自転車は物置または土間へ入れる
- サーフボードが庭に残っていないか確認する
- 子どもの遊具は物置へ戻す
- 散水ホースやシャワーノズルを片づける
- キャンプ用の椅子やテーブルを出したままにしない
- 屋外シャワーの周辺に小物が残っていないか確認する
物をたくさん置いていない庭でも、台風前に一度見て回ることは必要です。
前日に使った物や、家族が外へ出した物まで、自分がすべて把握しているとは限らないからです。
物干し竿は今後見直したい対策
我が家でまだ十分にできていないのが、物干し竿の対策です。
これまでは台風前でも固定したり、室内へ取り込んだりしていませんでした。
幸い、物干し竿が飛んだことはありません。ただ、被害がなかったから、これからも大丈夫とは言えません。
これからは台風の予報を確認した段階で、物干し竿を物干し台から外し、屋内へ入れるか、飛ばされないよう確実に固定したいと考えています。
雨や風が強くなってから、庭の物を片づけるために外へ出るのは危険です。
台風の進路に自宅周辺が入りそうなときは、「まだ大丈夫」と後回しにせず、外で安全に作業できるうちに片づけます。

庭の物を片づけたら、次は大雨に備えて、側溝・排水口・雨どいの状態を確認します。
3.側溝・排水口・雨どいを確認する
台風対策というと、どうしても強い風に目が向きます。
僕も以前は、窓や庭の物ばかりを気にしていました。
ただ、我が家の周辺では、大雨によって道路が冠水したことがあります。自宅への被害はなかったものの、道路に水がたまっていく様子を見ると、雨水を流す場所の確認も必要だと感じます。
庭の物を片づけたら、今度は少し目線を下げて、側溝や排水口を見てみてください。
落ち葉や泥がたまっていないかを見る
我が家では、側溝や排水口の掃除を時折行っています。
落ち葉や泥、砂などを見つけたら取り除きますが、正直にいうと、台風が来るたびに必ず掃除してきたわけではありません。
普段は問題なく水が流れていると、つい後回しにしてしまうんですよね。
しかし、一度に多くの雨が降れば、少しの詰まりでも水の流れを妨げる可能性があります。
これまで自宅への浸水や雨漏りはありませんが、「今まで大丈夫だったから」と安心せず、台風前に確認する習慣をつけたいと考えています。
- 側溝に落ち葉や泥がたまっていないか
- 排水口を砂やゴミがふさいでいないか
- 排水口のふたがずれていないか
- 庭に水がたまりやすい場所がないか
- 屋外シャワー周辺の水が流れるか
- 雨どいに外れや大きな傾きがないか
雨どいは地上から見える範囲を確認する
雨どいについては、地上から見える範囲で、外れや傾きがないかを確認します。
雨が降ったとき、途中から水があふれていたり、いつもと違う場所から水が落ちていたりする場合は、詰まりや破損があるかもしれません。
ただし、台風前に屋根へ上がったり、慣れない状態で脚立を使ったりするのは危険です。
高い場所に異常がありそうなときは無理に自分で直そうとせず、天候が穏やかなうちに専門業者へ相談します。
側溝・排水口・雨どいの確認は、雨や風が強くなる前に済ませます。
すでに雨が強く降っている場合は、排水口の様子が気になっても外へ出ず、自分と家族の安全を優先してください。
水の通り道を確認できたら、次は停電と断水への備えです。
我が家では、キャンプで使っている道具やポータブル電源も、台風対策に活用しています。
4.停電に備えて電源と照明を確認する
台風による停電は、いつ起きるか分かりません。
我が家でも何度か停電を経験しています。これまでで最も長かったのは約2時間半でした。
「2時間半なら、それほど困らないのでは?」と思うかもしれません。
ところが、実際に電気が止まると、部屋は暗くなり、スマートフォンの充電も気になります。夏なら、暑さも我慢しなければなりません。
我が家が停電したときも夏でした。
エアコンが止まったため、保管していたBLUETTI EB70Sへ扇風機をつなぎ、家族で涼みながら電気の復旧を待ちました。
短い停電ではありましたが、ポータブル電源を用意しておいてよかったと感じた経験です。

台風前にBLUETTI EB70Sを充電する
普段からポータブル電源を持っていても、バッテリーが空に近ければ停電時に使えません。
そのため、台風が近づいてきたらBLUETTI EB70Sの残量を確認し、必要に応じて充電しています。
停電時に優先して使いたいのは、次のような電化製品です。
- 扇風機
- スマートフォン
- モバイルバッテリー
- LEDランタン
- 小型の照明
- 情報収集に使う機器
どの電化製品を、どのくらいの時間使うかによって必要な容量は変わります。
我が家では停電中も普段どおりに電気を使おうとは考えていません。
照明、連絡手段、情報収集、暑さへの対策など、そのとき本当に必要なものから使うようにしています。

ランタンやモバイルバッテリーは普段から使える状態にしておく
停電してから、暗い部屋の中で懐中電灯を探すのは大変です。
我が家では、スマートフォンとモバイルバッテリーを普段から充電しています。ランタンや懐中電灯も、すぐに取り出せる場所に置いています。
キャンプで使っているランタンも、そのまま停電時の照明として使えます。
防災専用品だけを新しくそろえなくても、普段使っている物のなかに停電時へ転用できる物があるかもしれません。
一度、家にあるキャンプ用品や車中泊用品を確認してみてください。
冷蔵庫を何度も開けないようにする
停電すると、冷蔵庫や冷凍庫の中身も気になります。
我が家では、キャンプで使っている強力な保冷剤を冷凍庫へ入れています。
停電中は冷気を逃がさないよう、冷蔵庫や冷凍庫の扉を必要以上に開けないことも大切です。
何が入っていたかを確認するために何度も開けるのではなく、必要な物を考えてから、できるだけ短時間で取り出します。
延長コードは停電前に場所と仕様を確認する
我が家には、普段の生活で使っている延長コードのほかに、屋外用の延長コードもあります。
ただし、延長コードなら何でも使えるわけではありません。
ポータブル電源と電化製品を離れた場所で使う場合は、コードの定格や傷みを確認し、濡れる場所では使用しません。
ポータブル電源へ接続する電化製品は、製品の定格出力を超えないようにします。
使用中はポータブル電源を雨や水のかからない安定した場所へ置き、吸気口や排気口をふさがないようにしてください。
自宅のコンセントへポータブル電源の出力を直接つなぐことはせず、使用する電化製品をポータブル電源へ個別に接続します。使用前には、所有している製品の取扱説明書も確認してください。
BLUETTI EB70Sを2年以上使って感じたことや、実際に動かした電化製品については、別の記事で詳しく紹介しています。

電気への備えができたら、次に確認したいのが水です。
我が家では断水を経験していませんが、台風前には浴槽へ生活用水をためるようにしています。
5.断水に備えて飲料水と生活用水を確保する
蛇口をひねれば水が出る。
普段は当たり前のことですが、断水すると、飲み水だけでなく料理やトイレにも困ります。
我が家では、これまで台風による断水を経験していません。
そのため、停電への備えと比べると、断水対策はまだ十分ではないと感じています。
飲料水はあるものの家族分としては足りていない
我が家でも飲料水を用意していますが、現在の備蓄量は少量です。
短時間の断水なら対応できても、家族全員が数日間過ごす量としては足りません。
必要な量を一度にそろえようとすると、置き場所や費用が気になってしまいます。
そこで我が家でも、普段飲む水を少し多めに購入し、使った分を補充する方法から始めたいと考えています。
特別な保存水だけを用意するのではなく、普段から飲んでいる水を切らさないようにする方が、我が家には続けやすそうです。
我が家には飲料水の備蓄がありますが、家族が3日間過ごせる量には達していません。
台風前には浴槽へ生活用水をためる
台風による断水に備え、我が家では浴槽へ水をためています。
この水は飲むためではなく、トイレや掃除などに使う生活用水として考えています。
飲料水だけを用意しても、手を洗ったり、トイレを流したりする水まではまかなえません。
「飲む水」と「生活に使う水」を分けて準備しておくことが必要です。
ただし、浴槽の水をトイレへ使用できるかどうかは、便器の種類や断水・排水の状況によって異なります。使用する場合は、トイレの取扱説明書や自治体、水道事業者からの案内を確認してください。
浴槽へためた水は飲料水として使用しません。
小さな子どもがいる家庭では、浴室へ一人で入らないようにするなど、浴槽の水による事故にも注意してください。
カセットコンロもすぐ取り出せる場所に置く
電気やガスが使えないと、お湯を沸かすことも難しくなります。
我が家では、キャンプで使っているカセットコンロを、すぐに取り出せる場所に保管しています。
普段はキャンプ用品ですが、台風や停電のときには、飲み物を温めたり、簡単な食事を作ったりする道具として使えます。
ただ、カセットコンロがあっても、ボンベがなければ使えません。
台風前には本体だけでなく、対応するカセットボンベの本数や製造年月を確認し、容器にサビや変形がないかも見ています。
カセットコンロやキャンプ用の調理器具は、製品によって使用できる場所が異なります。
屋外専用の器具を室内で使わず、使用前に取扱説明書を確認してください。使用中は換気を行い、周囲に燃えやすい物を置かないようにします。
- 家族に必要な飲料水の量を確認する
- 普段飲んでいる水を少し多めに保管する
- 台風前に浴槽へ生活用水をためる
- カセットコンロを取り出せる状態にする
- 対応するカセットボンベを確認する
- 断水時のトイレの流し方を確認する
停電と断水への備えを確認したら、次は車です。
普段の台風ではハイエースを移動させていませんが、予想される雨や風の強さによっては、いつもと同じ場所に置いてよいのか考える必要があります。
6.ハイエースと車内の防災用品を確認する
台風が近づいたとき、車を安全な場所へ移した方がよいのか、毎回迷う方もいるのではないでしょうか。
我が家でも、普段は台風前にハイエースを移動させていません。
これまで飛来物や浸水によって車が傷ついたこともなく、いつもの駐車場所で被害を受けた経験はありません。
ただし、周辺道路が冠水したことはあります。
そのため現在は、台風の進路や予想される雨量を確認し、必要であれば風雨が強くなる前に車を移動させることも考えています。
車を移動させるなら早めに判断する
雨が強くなり、周囲に水がたまり始めてから車を動かすのは危険です。
道路が冠水すると、普段知っている道でも路面や側溝の位置が分かりにくくなります。
ハイエースは車高のある車ですが、「少しくらいの水なら走れる」とは考えないようにしています。
車を移動させる場合は、雨や風が強くなる前に判断し、すでに冠水している道路へは進入しません。
燃料はいつも満タンにしているわけではない
我が家では、台風が来るたびにハイエースの燃料を満タンにしているわけではありません。
これまで大きな被害がなかったこともあり、燃料については普段どおりにしていることが多くありました。
ただ、停電が長引いたり、家族で早めに移動したりする可能性を考えると、燃料の残量も確認しておいた方が安心です。
今後は台風の規模や進路、自治体からの情報を見ながら、必要な場合は早めに給油するようにします。
台風が近づいてから慌てて給油所へ向かうのではなく、前日の準備に燃料確認も加えておくつもりです。
キャンプ用品を車内の防災用品として活用する
我が家では、車内専用の防災用品をすべてそろえているわけではありません。
必要に応じて、普段キャンプで使っているランタンや、少量の飲料水、簡単に食べられる物などをハイエースへ移します。
車で避難する場合や、自宅に戻れなくなった場合でも、最低限の明かりや水があれば少し落ち着いて行動できます。
ただし、ポータブル電源や飲料水などを何でも車へ移せばよいわけではありません。
車の浸水が心配される場合は、自宅の安全な場所に残す物と、避難時に持ち出す物を分けて考えます。
また、ポータブル電源を日常的に車内へ置いたままにはせず、台風の状況と避難方法に応じて移動させます。
- 台風の進路と予想される雨量を確認する
- 車を移動させる必要があるか早めに判断する
- 燃料の残量を確認する
- 飲料水と簡単に食べられる物を準備する
- ランタンや懐中電灯を用意する
- スマートフォンとモバイルバッテリーを充電する
- 避難に使う道路が冠水しやすくないか確認する
- 車の鍵をすぐ持ち出せる場所へ置く
水がたまり始めてから車で避難しようとすると、道路の冠水や渋滞によって動けなくなる可能性があります。
車で移動する場合は、自治体や気象機関からの情報を確認し、風雨が強くなる前に判断します。
すでに道路が冠水している場合は無理に進入せず、車での移動だけにこだわらないようにしてください。
車の準備まで終えたら、最後に確認するのは避難場所と家族の連絡方法です。
物を片づけることはあとからでも見直せますが、避難の判断が遅れると取り返しがつきません。
7.避難場所と家族の連絡方法を確認する
最後に確認するのは、家ではなく家族を守るための準備です。
窓を閉め、庭を片づけ、停電や断水に備えても、自宅にとどまることが危険になる場合があります。
僕も「これだけ準備したのだから家にいたい」と思ってしまいそうですが、家を守ることと、自宅に残り続けることは別です。
我が家では、これまで台風で避難所へ避難した経験はありません。
ただし、ハザードマップでは浸水リスクのある区域に入っています。そのため、自宅への被害がなかったからといって、今後も避難する必要がないとは考えていません。
ハザードマップで避難場所と経路を確認する
我が家では、避難先として考えている公共施設が複数あります。
一つの避難所だけを決めていても、災害の種類や道路の状況によっては、そこへ向かえないかもしれません。
そのため、避難場所の位置だけでなく、そこまでの道に冠水しやすい場所がないか、徒歩と車のどちらで向かうのかも家族で確認しています。
自宅にとどまるか避難するかを早めに考える
我が家で浸水の危険が迫った場合は、指定された避難場所へ移動するか、自宅の2階へ上がることを考えています。
ただし、「2階へ行けば大丈夫」と最初から決めているわけではありません。
自宅での垂直避難が可能かどうかは、予想される浸水、建物の状態、周囲の状況によって変わります。
まだ安全に移動できる段階なら、自治体が案内する避難場所など、自宅以外の安全な場所へ向かうことも考えます。
一方、すでに道路が冠水していたり、外へ出る方が危険になっていたりする場合は、無理に移動せず、自宅内でできるだけ高い場所へ移る判断も必要です。
垂直避難は、どの住宅でも安全とは限りません。
ハザードマップで想定される浸水や建物の階数、倒壊の危険などを確認し、自治体から避難情報が出ている場合は、その案内に従ってください。
警戒レベル4を待ってから準備を始めない
警戒レベル4が発令されてから、持ち出す物を探したり、避難経路を調べたりするのでは遅くなるかもしれません。
我が家では基本的に前日から準備を始め、台風の進路や自治体からの情報を見ながら、その後の行動を考えます。
避難の準備は「避難することが決まってから」ではなく、まだ避難しない可能性がある段階で始めておきます。
僕が不在でも家族が動けるようにする
台風が来る日に、僕が必ず自宅にいるとは限りません。
仕事で不在になる場合は、家族が窓や庭を確認し、必要に応じて避難の準備を進めます。
そのため、台風前の準備はできるだけ家族と一緒に行い、何をどこへ片づけるのか、何を持ち出すのかを共有しています。
避難場所や連絡方法についても、一人だけが知っている状態では意味がありません。
家族が別々の場所にいる時間帯も考え、避難場所と連絡方法を事前に共有しておきます。
車で避難する場合は風雨が強まる前に動く
我が家では、状況によって車で避難する可能性もあります。
ただし、道路へ水がたまってからハイエースを動かすことは考えていません。
車で避難するなら、道路が通れるうちに移動します。
すでに冠水が始まっている場合は、車だから安全だと思わず、外へ出ること自体が危険ではないかを考えます。
- ハザードマップで自宅周辺のリスクを確認する
- 避難場所を複数確認する
- 避難場所までの経路を確認する
- 徒歩と車のどちらで避難するか考える
- 家族の連絡方法と集合先を決める
- 持ち出す物を一か所へまとめる
- 自宅にとどまる場合の安全な場所を確認する
- 僕が不在でも家族が動けるようにする
避難所へ行かなかったとしても、事前に確認したことが無駄になるわけではありません。
「今回は避難しなくても大丈夫だった」で終われば、それが一番です。
大切なのは、危険が迫ってから慌てるのではなく、家族で話し合えるうちに準備を終えておくことだと思います。
実際に台風を経験して感じた我が家の不足
ここまで我が家で行っている台風対策を紹介してきましたが、すべて十分にできているわけではありません。
防災士になったからといって、家の備えが急に完璧になったわけでもないんです。
むしろ一つずつ確認してみると、「ここは足りていないな」「今まで被害がなかっただけかもしれない」と感じるところが見えてきました。
| 見直したいところ | 今後の対応 |
|---|---|
| 2階の窓 | シャッターの後付けを検討する |
| 飲料水 | 普段飲む水を少し多めに保管する |
| 物干し竿 | 物干し台から外し、屋内へ入れるか固定する |
| 側溝・排水口 | 台風前の確認を習慣にする |
| ハイエースの燃料 | 予報を見ながら早めに残量を確認する |
台風対策は、一度にすべて完成させなくてもよいと思います。
僕も、次の台風が来る前にできることから一つずつ改善していきます。
2階にもシャッターを付けておけばよかった
最も後悔しているのは、やはり2階の窓です。
家を建てたときは、1階にシャッターがあれば十分だろうと考えていました。
ところが、強風で網戸が何度も左右へ動く様子を見てから、考えが変わりました。
今のところ窓ガラスや網戸に被害はありません。それでも、次の台風でも同じように無事とは限りません。
すぐに工事を行うと決めているわけではありませんが、2階へのシャッターの後付けは、今後検討したい対策です。
それまでは、カーテンを閉め、台風中は窓の近くで過ごさないようにします。
飲料水は家族分として十分ではない
飲料水も、我が家で足りていない備えの一つです。
少量の水は用意していますが、家族全員が数日間過ごせる量ではありません。
断水を経験していないと、どうしても停電より優先順位が低くなってしまいます。
僕も浴槽へ生活用水をためることで、ある程度は備えられているつもりになっていました。
しかし、浴槽の水は飲料水の代わりにはなりません。
これからは普段飲んでいる水を少し多めに購入し、使った分だけ買い足しながら、無理なく備蓄量を増やしていきたいと思います。
台風前の確認を毎回の習慣にできていない
物干し竿の固定や排水口の掃除、ハイエースの燃料確認なども、これまで毎回行ってきたわけではありません。
台風の予報を見て、そのとき気になった場所だけを確認することもありました。
何も被害がなければ、「今回も大丈夫だった」と、そのまま忘れてしまいます。
けれど、次に同じ状況になるとは限りません。
毎回迷わず準備できるように、前日に確認する内容を決めておく必要があると感じています。
台風対策は、一度にすべて完成させなくてもよいと思います。
まずは自宅で不足している場所を知り、できることから一つずつ見直していくことが大切です。
僕もこの記事を書きながら、今まで行ってきた対策と、まだ足りない備えをあらためて確認できました。
被害を受けてから後悔しないよう、次の台風が来る前に少しずつ改善していきます。
台風の家対策に関するよくある質問
まとめ|台風前の家対策は安全に動けるうちに済ませよう
僕は千葉県の海に近い地域で約10年暮らしています。
これまで自宅に大きな被害はありませんでしたが、停電や周辺道路の冠水を経験し、強風で2階の窓が壊れるのではないかと不安になったこともありました。
台風が過ぎてしまえば、「今回も何もなくてよかった」で終わります。
でも、次の台風でも同じように無事とは限りません。
だからこそ、被害が出てから後悔するのではなく、まだ安全に動けるうちに家の中と外を確認しておくことが大切だと感じています。
- 窓・雨戸・シャッターを確認する
- 庭や家の外にある物を片づける
- 側溝・排水口・雨どいを確認する
- ポータブル電源や照明を準備する
- 飲料水と生活用水を確保する
- 車の燃料と防災用品を確認する
- 避難場所と家族の連絡方法を共有する
我が家では、基本的に台風が来る前日から準備を始めています。
1階のシャッターを閉め、庭を見て回り、BLUETTI EB70Sを充電する。断水が心配なときは、浴槽へ生活用水もためます。
一つひとつは、それほど難しい作業ではありません。
ただ、仕事や普段の生活があるなかで、毎回すべてを忘れずに行うのは意外と難しいものです。
僕自身も、2階のシャッター、家族分の飲料水、物干し竿の対策など、まだ見直したいところがあります。
台風対策は、できていることと足りないことを知り、次の台風までに一つずつ改善していけばよいと思います。
せっかく準備したのに台風が進路から逸れたとしても、それは無駄ではありません。
家族で避難場所を確認したり、備蓄品の不足に気づいたりする機会になれば、それだけでも意味があります。
僕も「今まで大丈夫だったから」と安心せず、これからも家族と一緒に備えを見直していきます。
海の近くで暮らして感じた良い面と不便な面については、次の記事で詳しく紹介しています。



コメント
コメント一覧 (2件)
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